問題解決の手順について
製造現場においては様々な問題が発生します。その問題を起こしている「原因」を見つけて、対策を検討し、現象が出なくなるようにする手順を考えていきましょう。
発生した問題の解決パターン
発生した問題に対しては、その問題を起こしている「原因」を見つけなくてはいけません。問題解決とはその原因を見つけて原因をつぶす対策を考え実施し、現象が出なくなるようにすることです。問題解決でも、悪い解決パターンと良い解決パターンがあります。
例えば、時計の製造ラインで製造中に時計のガラスが破損した問題で、ガラスが壊れたのでガラスを交換し再検査の上出荷しました。現象に対して手を打って現象がなくなり解決するパターンですが、これは対症療法にすぎません。なぜガラスが破損したのか、それは設備なのか・材質なのか・作業工程なのか・・・原因に対して手を打つことです。真因を見極め、そこに手を打つことで、ガラスが破損する要因が解消され再発を起こさない良い解決パターンとなります。
真因の見極め方法
発生した問題の真因を見極める方法として、問題点に対しその要因がいくつか考えられると思います。要因に対してなぜ・なぜと深堀りして行き、事実を確認し要因でないと判断したものは消していく方法で真因を見極められる「なぜなぜ分析」という方法があります。まず問題となった現象になぜそうなったのか要因を出し一つと限らない要因に対し2回目の「なぜ」を繰り返す。当初トヨタ自動車ではこの方法を広めるにあたって「なぜ」を5回繰り返す事を推奨していたそうです。もっとも5回にこだわらず真因に辿り着いたかどうかが大切ですね。
まとめ
弊社は工作機械周辺装置の機械メーカです。エンドユーザ様での機械不具合の対応等迅速に行っており、クレーム対策または経年劣化による不具合等、今回の「なぜなぜ分析」を活用して対応させて頂きたいと思います。
また、弊社は工作機械周辺装置の問題解決企業です。コストダウン、生産性向上、省スペース提案・・・技術提案いたします。「エイ・テイ・シイ株式会社」にお問い合わせお願いいたします。