工作機械の種類、工具規格、スペースやご予算などお客様の多様なご要望にお応えするべく様々なバリエーションの中からお客様へ最適な仕様を提案します。チェーンタイプをとってみてもチェーンの取り回しを工夫するだけで収納本数アップや省スペース化ができたりと一機一様です。お客様からは、「異なる2種類の規格の工具(ホルダー)を一つのATCで兼用したい」、「同じスペース内で収納本数を20本増やしたい」など無理難題に直面 することもしばしばありますが、ATC装置を知り尽くした当社しかできない発想やノウハウで問題解決します。ご遠慮なくどんなものが欲しいか、何を解決したいかご相談下さい。私たちが皆様の「欲しい」という声を「カタチ」にします。
工作機械におけるATCとは、Automatic Tool Changerの頭文字を取った略称で、その名の通り自動で工具交換をするための装置です。JISでは「マシニングセンタ,ターニングセンタなどの工作機械において,工具マガジンなどから必要な工具を選択し,自動的に交換する装置。」と記載されています。
ATC装置は主軸及びマガジンとの工具交換をするチェンジャー、工具をストックするマガジンとに分かれます 。チェンジャーは搬送方式(走行タイプ・振込みタイプ)と駆動方式(油圧・空圧又は電動カム式)で分類できます。マガジンは収納方式(ドラム・チェーン・マトリックスなど)と駆動方式(油圧・サーボモータ)で分類できます。マガジンから主軸までの搬送(交換)にはいくつかの方法や形態があり、工具規格・工具長さ・工具質量・ 交換時間・デザイン・スペース・価格などにより決定されます。また、チェンジャーのないダイレクト方式、本機テーブル上に設置する通称「刀掛け」のような特殊タイプもあります。
実際に工具をつかむアームの形状は工具規格によります。一般的なBT・BBT・HSKをはじめとしCAT(CT)・BCT・ NC5・CAPTO・HSK・KM・ FMT・BT(ブロックツール)・MT・JIS・DIN・ISOなど多岐にわたります。