工作機械におけるAPC(オートパレットチェンジャー)とは、自動パレット交換装置(Automatic Pallet Changer)のことで、英語表記の頭文字をとって通称APCと呼ばれています。ワークをセッティングしたパレットを加工機本体へ搬入、加工機本体 から搬出します。APCの用途は、ワークを加工中に加工機の外で、別のパレット上の加工済ワークの取り外し、未加工ワークのセッティングを行うためです。機械の外でのワークの取付・取外しのことを「外段取り(そとだんどり)」と言い、ワークの加工時間に影響を与えず、加工作業の効率アップにつなげられます。パレット収納数が多いAPCでは、専用の段取りステーションを設けるものもあります。パレットへのワークの取外しは一般的には人手で行われますが、これを自動搬送台車で行う大掛かりなものもあります。
APC(パレットチェンジャー)装置の種類にはデュアルタイプ、シャトルタイプ、ターンタイプ、セパレートタイプ、インデックスタイプ、ラインタイプ、ループタイプ及び立体型など多種多様なタイプがあります。それぞれのタイプはパレットの搬入出方法の違いによって区別され、タイプ名が付けられています。それぞれのタイプにおいて交換時間や、パレットのストック数、所要床面積、配置などに特徴があります。弊社では様々なタイプのAPCをラインナップしており、お客様のご要望に合わせて最適なAPC装置をご提案させていただくことが可能です。総合カタログでは各タイプ別を表形式でわかりやすく紹介しております。お問い合わせページより是非、資料請求ください。