ツールチェンジャーの搬送方式
フォーク式アームのチェンジャ走行のパターンにはおおまかに3つのパターンが有ります。機械本体とATCの位置関係や設置スペース、ATC時間などの仕様要件から最適なパターンを選定していくことが求められます。 フォーク式アームのパターンを簡単な図とともに説明していきます。
直線タイプ
リニアガイドなど直線のガイド上を走行するパターンです。 主軸の向きとマガジン収納する工具の向きが同じでなければいけません。走行の駆動は油圧モーターや油圧シリンダー、サーボモーターなど要望仕様などから選定していきます。
直線+曲線タイプ
R形状のガイド上を走行(曲線移動)するパターンです。このタイプであれば直線タイプに比べてマガジンのレイアウトの自由度が高くなります。 横中ぐり盤などはこの直線と曲線を組み合わせた走行のパターンを用いることが多いです。
直線+旋回タイプ
旋回機構+直線のガイドを走行するパターンです。 マガジンと主軸の距離が比較的短い場合はこのようなタイプを適用します。一見複雑そうに感じるかもしれませんが 弊社の場合はシンプルな構造のためメンテナンス性も良く、心出し作業も容易に行えます。