工作機械とロボットの融合
ロボットの活用により部品生産の現場では、鋳造や溶接、組立など自動化が進んでいます。しかし多品種少量生産が多い機械加工分野では人手に頼る作業が多く残っています。品質や生産効率への要求が高まり、また人手不足の問題もある中、工作機械業界は工作機械とロボットの融合による自動化・省人化・無人化に力を入れています。現在大手工作機械メーカーは、IoT(モノのインターネット)AI(人工知能)など最新のデジタル技術活用による自社工場のスマート化「スマート工場」に取り組んでいて、ロボットと工作機械の融合の基盤を作っています。
IoT(モノのインターネット)とは
「IoT」という言葉を最近よく聞きます。しかし読み方や意味は?という方も多いと思います。読み方はそのままでアイオーティーです。IoTは、Internet of Thingの略でモノのインターネットと訳されているそうで、モノがインターネット経由で通信することを意味します。
「スマート工場」とは
製造業の未来を担う「スマート工場」、「スマートファクトリー」という言葉も最近よく耳にします。スマート工場とは、新規や既存の工場を工作機械や生産ラインなどをコンピューターネットワーク(インターネット)で接続し、生産性の向上や品質管理の向上を図ることを示します。スマート工場を構築するためには、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の導入が必要です。品質・状態などの情報をもとに設備同士、設備と人が理想的に連携することで、自動化・省人化・無人化などの高収益モデルを構築することが「スマート工場」と言われています。
エイ・テイ・シイ㈱の役割
エイ・テイ・シイ(株)は、工作機械周辺装置の設計製作の仕事をしております。ATC装置(オートツールチェンジャー)APC装置(オートパレットチェンジャー)ガントリーローダー装置の設計製作を主としておりますが、現在もうひとつの柱としてロボットシステム構築で工作機械とロボットの融合を目指しております。工作機械の高機能化が進む中で、段取り替えは人手に頼る部分が多いと思われます。多品種少量生産の場合は特に段取り替えの頻度が多く効率化が課題となっています。このような課題をロボットシステム導入により提案させて頂いております。
工作機械周辺装置の設計製作で長年の実績があります、エイ・テイ・シイ(株)に是非ご相談下さい。